2月定例府議会で採択された意見書を紹介します
DV防止法の施策充実を求める意見書
2002(平成14)年から「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV防止法)が完全施行され、発見者による通報の努力義務、保護命令制度の創設等が施され、また、2004(平成16)年には、暴力の定義や被害者の保護等の内容を拡充し改正が行なわれた。
しかしながら、配偶者からの暴力(以下「DV」という。)は後を絶たず、2005(平成17)年度に、配偶者暴力相談支援センターに寄せられた相談件数は全国で52,145件、大阪府では4,212件となり増加傾向にある。
DVは重大な犯罪となる行為をも含む人権侵害であり、さらなる施策の充実が求められている。
よって国会および政府は、今日のDV被害の実態を十分に把握し、被害者の自立支援や再発を防止するため、生活資金の貸し付けや公営住宅の優先入居、民間シェルターへの財政援助、子どものケアや加害者更正対策を強めるなど、適切な措置を講じられるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
2007年3月12日