水没農地の代替で 小林府議 森林の拡大を
大阪府国土計画審議会がこのほど開かれ、安威川ダム(茨木市)の建設に伴い水没する農地の代替地のため、森林地域を縮小する議案について審議しました。日本共産党の小林隆義府議が出席し発言しました。
過大な水需要予測のもとで計画された安威川ダム(総事業費1736億円)は、利水の必要がないにもかかわらず大阪府は建設を推進しています。
小林府議は、ダムを建設しなければダムによって水没する農地の代替地のために森林を6ヘクタールも伐採する必要はなかったことを指摘。「実態として農地になっており、森林地域としての利用・保全をする必要がなくなったため、森林地域を縮小するというもので、今回の議案は認めるが、府内には森林・緑が極端に少なく、可能な限り森林を保全し、拡大する方策を研究・検討すべきだ」とのべ、「変更の結果を追認するだけでなく、保全のための検討が必要」と、審議会のあり方を改善するよう求めました。
2007年1月31日付「しんぶん赤旗」より