日本共産党大阪府議会議員団



“輸入依存は誤りだ”
府議会委で岸上氏 農業振興を要求
 
 20日開かれた府議会環境農林常任委員会で日本共産党の岸上しすぎ議員は、大阪の農業振興について知事の認識を問い、いっそうの努力を求めました。
 
 岸上議員は、「自給できる力がありながら大量に海外から買いあさることは『飢餓の輸出』であり、人道的な立場からも許されない。安い輸入に頼る政策の誤りは、BSE汚染疑惑牛肉や残留農薬など食の安全面からも明らかだ」と指摘。府民への安全な食糧共給を担う大阪の農業に対する知事の認識を問いました。
 太田知事は、「安全で豊かな府民生活を実現するうえで重要な役割を担っている」とのべました。
 府の歳出に占める農林水産業費は1977年に1%台に下がって以降30年来その水準でしたが、2004年度に1.01%となり、1%をも割りかねない状態です。
 一方、「大阪農業・元気倍増・普及プラン」では、5年後の供給率をコメは5.7%を6%、野菜は9.6%を10%に、果実は7.5%%を10%にするとし、その担い手を2500人育成するとしています。しかし06年度予算案での人材育成貿は500人分でわずか481万7千円です。
 岸上議員が「これで十分と考えているのか。供給率の目標は達成できるのか」と追及したのに対し、太田知事は「農協など関連機関と連携し、目標達成へ全力で取り組む」と答弁。岸上議員は目標童成への努力を重ねて求めました。

2006年3月25日付
「しんぶん赤旗」より
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