日本共産党大阪府議会議員団



検診車「はと号」削減するな
府議会委 黒田議員が府を追及
 
 大阪府議会健康福祉常任委員会が13日に開かれました。日本共産党の黒田まさ子議員は、検診車「はと号」の削減、府立看病院の独立行政法人化・中期目標問題について質問しました。
 
 府は、検診数の減少と。法改正を口実に8台の「はと号」を4月から2台にし、2008年には廃止しようとしています。
 黒田議員は、検診数減少の背景に、22台あった検診車を漸次削減し、1997年には検診を有料化したことがあると指摘し、「削減は小規模労働者の検診の機会を失わせる」と批判しました。
 
 府は、「検診は事業主の責任で行うもの」と答えました。それに対し、黒田議員は、全国ワースト1の結核罹患(りかん)率を改善するために「府結核予防計画」で職場での健康管理が十分でない労働者の対策をあげていることを紹介し、「その計画と矛盾する」と指摘しました。府は、削減の姿勢を変えませんでした。
 
 府立5病院の独法化に伴う中期目標問題について、黒田議員は、高度専門医療を行うためのスタッフの確保の重要性を訴えま。した。府は、「医師・技師の配置はできる」と約束しました。
 
 認定看護師、専門看護師の資格を取得するために職場を休み、自費で試験を受けている問題について、黒田議員は、何らかの支援の必要性を強調しました。府は、「受けやすい環境づくりを考える」と答えました。
 
 黒田議員は、業務の外部委託が強まり指揮命令系統の異なる労働者が入り交じって仕事をすることにふれ、ち密性や総台性に不具合が生じないよう配慮を求めました。

2006年3月15日付
「しんぶん赤旗」より
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