府民の願い、府庁取り巻く 開会日 民主団体350人と党府議団
「大阪府は府民のくらしを守る責任を果たせ」「府民犠牲をいっそう進める行財政計画案のの撤回を−」大阪2月府議会開会日の27日、日本共産党大阪府議団と各民主団体は府庁包囲行動をしました。
日本共産党大阪府議団の阿部誠行幹事長が集まった350人を前に、「2006年度の府の予算案は府民の福祉、教育を切り捨てる一方で、無駄な大規模開発に莫大(ばくだい)な税金を投入しています。季節は春に近づいていますが、政治は冷たいままです。みなさんとご一緒に、なんとしても府議会に春を呼びこみたい」とあいさつしました。
大阪府保険医協会の杉島正信事務局長が「医療と福祉を守るためにたたかいましょう」と訴え、大阪教職員組合の加藤秀雄書記長が「府教育委員会の汚職が大問題です。厳正な処分と、関係者が行ってきた施策の見直しを求めていきます」と決意を表明しました。府民要求連絡会の前田仁美事務局長が「切実な府民の声を届ける請願や陳情を大いにすすめましょう」と呼びかけました。
参加者は、のぼりやプラカード、「菜の花」を手に府庁の周りをデモ行進しました。参加した八尾公害患者と家族の会の今村正一さん(84)は、「肺気腫で週に2,3回病院に通っています。今日も朝から点滴を打ってきました。しんどいけど、憲法と暮らしを守るために被害者が先頭に立たないといけない」と話しました。
2006年2月21日付
「しんぶん赤旗」より