総合計画 少子化・高齢化ただす 府審議会報告に阿部議員
府総合計画審議会(会長=岸本忠三・大阪大学大学院生命機能研究科教授)がこのほど、大阪市内で開かれました。2000年に策定した総合計画の進ちょく状況の報告が行われました。
同計画は、中長期的には25年、当面取り組むものについては10年が計画期間。
審議会では、2000年に37.1%だった「大阪は元気なまちだと思っている府民の割合」を10年に75%に引き上げるなど、設定した指標の進ちょく状況や府の取り組み状況、少子、高齢化問題での検討状況などの報告が行われました。
同審議会委員の阿部誠行日本共産党府議は「夢を持っている子どもの割合」が、05年で小学生79%、中学生68.3%、高校生65.4%と学年が上がるにつれて減り、2000年と比べてもそれぞれ大きく落ち込んでいることを挙げ「学年が進むにつれて夢がしぼんでいくというのは残念」だと問題点を指摘しました。
また阿部議員は、少子、高齢化問題について、安心して子どもが産める大阪にする取り組みを要望。
関西空港2期事業など、現在進められている公共事業についても、需要予測を含めて見直しの必要性を指摘しました。
2006年9月26日付
「しんぶん赤旗」より