大阪府議会 全案可決 議長など選出 海外視察に共産党は反対
5月定例大阪府議会の閉会本会議が5月30日開かれ、すべての議案を賛成多数で可決するとともに、議長、副議長、監査委員などの議会人事を決めました。
本会議は午後九時半に開会。議長職をめぐり自民党が北川法夫氏、民主党・無所属ネットが土師幸平氏を擁立し、自民、民主、公明などの水面下でのかけひきが続いたためで、最終的に民主党が断念し、北川氏が議長に決まりました。日本共産党は、「議会の第一会派が議長職につく」という「憲政の常道」に従うとともに、「議会の公正・公平な運営」「少数会派への配慮」と「少数意見を尊重」など民主的運営に努めるとの確認のもと、北川氏に同意しました。
副議長は公明党の谷口富男氏に決まりました。監査委員は太田知事が公明党の井戸板慧典、府民ネットおおさかの隅田康男の両氏を選任。日本共産党は不同意としましたが賛成多数で承認されました。
また、2006年度の議員の海外視察(デンマーク、ロシアヘ7月中の8日以内で9人以内)が自民、民主、公明などの賛成多数で承認されました。日本共産党は反対しました。
意見書は日本共産党提出の「被爆者に対する援護の適正な推進を求める意見書」案が調整のうえ全会一致で採択されました。
2006年6月1日付
「しんぶん赤旗」より