府議会委

  安定した雇用と産業へ 

宮原議員

 知事に3つの提案

     

   日本共産党の宮原威府議はこのほど、府議会総務常任委員会で、「大企業の1人勝ち」という大阪の現状を明らかにし、安定した雇用と産業を作り出すための提案をしました。
 宮原議員は、府民の暮らしと大阪経済の現状について、
消費支出が2001年から04年で10ポイント以上減り、全国の1・2%と比べて大きく落ち込んでいる(大阪市)
企業所得は2000年から03年で約1兆8000億円と4割近く増えている一方、雇用者報酬は2兆2000億円以上、10・3%も減っている
資本金10億円以上の大企業は1998年度から05年1月末で法人事業税の割合を約7ポイント増やしているのに対し、1億円以下の企業はほぼ同ポイント減らしている
――などを示し、「大阪は大企業の1人勝ちだ」と強調。「府民の暮らしや雇用は悪化し、社会的格差も全国より大きい」とのべ、「景気はよくなている」という知事の認識を問いました。
 太田房江知事は「全国に比べて失業率は高く、厳しい生活環境にある人がたくさんいることは認識しなければならない」とのべざるを得ませんでした。
 宮原議員は、安定した雇用と産業をつくりだすために、▽農林漁業の振興や介護・福祉・教育などで常勤的雇用を新しくつくる「産業振興と雇用創出」プランの策定▽府が主導して立地した企業での雇用の検証▽東大阪などの産業集積の財産の維持・拡大―を提案しました。




2005年3月27日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団