府議会委

 
 "高齢者の交通事故急増"

小谷議員、対策求める

  
 日本共産党の小谷みすず府議は14日、府議会警察常任委員会で、交通事故対策、違法駐車対策、空き交番問題などについて質問しました。
 府内の交通事故は、件数、死者数、負債者数とも年々増加し、過去5年間で事故件数は、6・8%の増。特に高齢者の事故は2000年7748件から04年1万616件と急増しています。
 小谷議員は、事故危険箇所に対する具体的な安全対策についてただしました。府は「信号の改良や減免路面表示の設置など、平成19年(07年)までに3割減らすことを目標に取り組んでいく」と答えました。
今議会に出された違法駐車の取り締まりを民間に委託する条例で、小谷議員は「これまで警察官が行っていた仕事を、認可を受けたとはいえ民間人が行うことから運転者とトラブルになったときはどう対応するのか。違法駐車した運転者が見つからない場合、違反車両の持ち主に違反金の納付を命ずることができるとあるが、違反者本人が免れる場合もあるのではないか」とただしました。
 府は「駐車監視員は講習を受け認定された一定の資格を有する者で、ガイドラインを設け対応していく」と答弁。小谷議員は「国会での参考人質疑でも民間委託の問題やトラブルの増加が懸念されている。あいまいさ、矛盾を残しての実施は問題だ」と指摘しました。
 空き交番問題では、府内82ヵ所の一人勤務の交番があり、来年度105人の交番相談員を増員、一人勤務の交番への配置が具体化されることになりました。小谷議員は地元の大正区から要望が出ている交番への配置問題を質問。府は「平尾・鶴町交番へ春に配置する」と約束しました。




2005年3月17日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団