9月府議会始まる
「府行財政計画」が焦点に
大阪府の9月定例府議会の開会本会議が28日、行われました。
会期は10月21日までの24日間です。日本共産党の代表質問は10月5日午後に岸上しずき議員、一般質問は10月6日午後に奥村健二議員が行います。
今府議会は、生活保護受給者の夏冬一時金廃止など府民施策をいっそう切り捨て、自治体の役割放棄、府政を解体させる「府行財政計画」(改定素案)が最大の焦点となります。知事提案の補正予算案や府立夜間定時制高校の授業料の値上げなどの議案を審議します。
開会本会議で太田房江知事は、「府行財政計画」(改定素案)について、「施策の再構築」や人件費削減などの「量的な改革」を「これまで以上に徹底」し、「経営感覚」や民間活力型の手法をさらに推進すると表明。「厳しい財政状況というピンチを府政の抜本的改革を図るチャンスととらえ、やるべきことはやるという強い信念のもと、府政改革を断行してまいりたい」とのべました。
本会議では、教育委員会委員に井村雅代=再=、木戸奏(あつむ)=新=の両氏を同意、欠員となっている人事委員会委員に片岡健彦(たけひこ)氏を同意しました。
日本共産党は井村氏について、府立高校や夜間定時制高校などの統廃合の推進、不見識な発言などから不同意としました。