介護保険料は高すぎる

「一揆の会」大阪府に不服審査請求

「うば捨て、じじ捨て日本」だめ





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各地から寄せられた不服審査請求書を府の担当者に提出する「一揆の会」の人たち=25日、大阪府庁






介護保険制度の見直しを求めて活動している「介護保険料に怒る一揆の会」(宮崎守正代表)が25日、大阪府に対し介護保険料への不服審査請求をしました。毎年実施しているもので、ことしで3回目。集まった60人のお年寄りらは、知人などから預かってきた分も含め、309通の請求書を府の担当官に手渡しました。
 行動に先立ち、同会の日下部正雅喜事務局長が行動の意義を報告。介護保険制度の「見直し」で、保険料徴収年齢の引き下げなどがねらわれているとして、「改悪反対の出発点として、現行制度の問題点を明らかにし、高齢者の思いを示していきたい」と訴えました。
 同席していた日本共産党の小林隆義府議が「保険料がどんどん上がっておかしい、という声が寄せられています。改悪を許さない運動を9月議会ですすめたい」と激励しました。
 参加した大阪市東淀川区の南里努さん(69)は「行政は年寄りいじめみたいなことばっかり。年金をへらすな、保険料を上げるな、と声を大にしていいたい。今日は苦しんでいる仲間の気持ちも一緒に持ってきました」といいます。
 同市平野区の女性(69)も「なんの断りもなく年金から介護保険料が引かれるのに怒りを感じます。この上改悪するなんて。このままでは、うば捨てじじ捨ての日本になってしまいます。」と話すなど、参加者は口々に怒りを訴えていました。  提出した請求書は府の介護保険審査会で受理され、およそ1ヶ月後に各市長から弁明書が届けられます。同会は、弁明書には反論書を提出して運動を続けていく方針です。また今後、堺市、泉大津市などでも不服審査請求提出行動をします。









2004年8月25日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団