暮らし再建へ予算要望
党大阪府議団
太田知事に89項目
太田知事らに補正予算の要望書を提出する日本共産党府議団=30日、知事公館
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日本共産党大阪府議会議員団(宮原威団長)は30日、太田房江知事に
「今年度9月補正予算編成と施策に対する要望書」を提出しました。申し入れには、9人の府議団全員が参加、太田知事以下、3人の副知事、教育長、総務部長などが応対しました。
宮原団長があいさつし、黒田まさ子政調会長が7章89項目の要望内容を説明しました。要望書は、いま、府政に求められているのは「府民の暮らしをささえる施策の拡充と中小企業への総合的な支援」だと指摘。府が現在、新行財政計画案を検討しているがこれ以上府民に負担を押しつけることは許されないと強調しています。
また、ハンナングループが牛肉偽装事件で多数の逮捕者をだしたことで、「あらためて、厳正・公正な府政執行も求められている」と指摘しています。
7章は@深刻な不況への対策を強化し、雇用確保、中小企業振興策の充実、個人消費の拡大を図るA福祉を充実させ、府民の暮らしと権利を守るB教育の前進のためにC安全な食糧の供給をはかるためにD安心・快適なまちづくりをすすめるE府財政の破たんを招く大型開発はただちに中止するF府民本位の公正・民主的な府政をすすめる−−−となっています。
第1章では、中小企業向け融資制度の充実とともに「雇用の確保」で、「高校卒業生や青年の雇用確保・拡大につとめる」ことをもとめています。
第6章の府財政の破たん招く大型開発では、「関空二期工事は中止する」「阪神高速道路環状道路建設の中止」「国際文化公園都市開発関連事業は大幅に縮小」して無駄と浪費を省くことを主張しています。
要望書を受け取った太田知事は「思いが同じ部分、共通認識の部分は協力していきたい。そのほかの部分は、よりよい大阪のために議論していきたい」と述べました。