ハンナン浅田容疑者を「産業功労者」 

知事当選直後に表彰

ただならぬ関係

奥村議員が見識問う


 
府議会本会議


 
写真
討論に立つ奥村健二府議



日本共産党の奥村健二府議は、28日に開かれた5月定例府議会本会議で、太田房江知事が提案した議案にたいする日本共産党の態度を明らかにするとともに、府政の重大問題にもなっている牛肉偽装事件で逮捕された浅田満容疑者(65)と太田府政のただならぬ関係を批判しました。
 奥村議員は、太田知事が初当選した知事選(2001年1月)の直後の5月に行われた「憲法記念日知事表彰」で浅田容疑者を「産業功労者」と表彰していることを明らかにしました。
 府表彰規則には、第2条(表彰の範囲)で「篤行が特に優れ、府民の模範となる個人を表彰する」ことを規定しています。ところが、浅田容疑者は、1987年10月に畜産振興事業団食肉部長への贈賄罪で逮捕・起訴され88年3月に懲役1年6ヶ月、執行猶予3年の判決を受けていました。
 奥村議員は、「このような人物を知事表彰することがふさわしいのか、知事の見識が問われるものです」と指摘。この表彰とあい前後して、太田知事が浅田容疑者の企業所有の迎賓館「聊娯亭」で浅田容疑者から接待をうけており、松原食肉市場民営化や牛肉偽装事件で府のかかわりに疑念がもたれるのは当然のことと批判しました。
 また、接待を受けたことに対して太田知事が「懇談の場所をお借りしただけ」といいはり、政治的・道義的責任には触れようとしなかったことを批判しました。










2004年5月29日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団