府議会委
鳥インフルエンザ
小谷議員が要求
“養鶏農家に全額補償を”
質問に立つ小谷議員=17日、環境農林常任委員会
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大阪府議会の環境農林常任委員会で17日、日本共産党の小谷みすず議員が、高病原性鳥インフルエンザなどの問題を取り上げました。
2月に京都で発生した鳥インフルエンザは、大阪府内の養鶏農家も大きな影響を受けています。とりわけ移動制限区域内にあたる能勢町、豊能町、茨木市の農家では毎日生まれる卵の保管場所や出荷停止になってからの補償など深刻な問題が山積みしています。
小谷議員は、4日に能勢町の農家での聞き取り調査の結果などをもとに、初動体制、検査体制、農家への補償、小規模農家への対策、風評被害対策―など5点について質問しました。
特に、「移動制限される前の出荷価格を全額補償するのは当然だ」とただしたのに対し、府は「羽数、1日当たりの卵数、滞留卵数など実態を把握して補てんする」と答えました。
小谷議員が再度、「それは全額を補償するということと受け止めていいのか」と迫ったのに対し、府は「実情をふまえ補償していく」と答弁しました。
小谷議員は、府内の影響が出ている自営業者などへも融資だけでなく支援対策を検討するよう求めました。