府議会

 
" 夜間定時制高 半減化やめよ"

堀田府議 都市再生計画見直し要求

 
 
 
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代表質問に立つ堀田議員=10日、本会議



   
    日本共産党の堀田文一府議は10日、3月定例府議会で一般質問をおこない、都市再生、夜間定時制高校半減化、水と緑の健康都市開発について、太田房江知事にただしました。都市再生事業で堀田氏は、▽都市再生環状道路▽大阪圏におけるライフサイエンスの国際拠点形成▽都市再生緊急整備―で問題点を指摘。
環状道路建設は、阪神高速の渋滞解消を主要な理由にしていましたが、阪神高速の交通量が大きく減り渋滞量はピーク時の42%になっています。また、阪神高速道路公団による建設も採算がとれないことがあきらかになってきました。
 堀田氏は、中止すべき環状道路(総事業費1兆1934億円)建設のうち大和川線の一部を府が肩代わりし、500億円も追加負担するのは論外と指摘しました。また、昨年夏の記者会見で公団の出資増額要求を一蹴したこととの整合性をどう説明するのか、などと追及。府の借金を増やして大阪の活力を低下させるだけだと、計画の中止・撤回を求めました。



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代表質問に立つ堀田議員=10日、本会議


 夜間定時制高校の問題では、働きながら学ぶ青年やさまざまな事情を持つ人々に高校教育を提供してきた大きな役割を、机上の計算だけで半減化させるものだと批判。国連・子どもの権利委員会が今年1月、東京都の定時制高校廃止方針の再検討を勧告したことも紹介し、計画を撤回して府民の高校教育を受ける権利の保障をと訴えました。
 3年前から計画見直し中の「水と緑の健康都市開発」については、住宅需要が見込めず、余野川ダム建設の大儀も失われたなかで、来年度から750億円も税金を投入して開発を再開することは、環境破壊と府財政悪化をさらに進めるもので許されない、と終結を求めました。
 太田知事は、すべての要求で撤回・再検討を拒否。再質問で、自転車通学ベスト5の夜間高校がすべて廃止対象になっている調査結果を示し、95・7%から80・4%もの生徒に1時間も自転車通学を強いるのかと迫った堀田氏に、「配慮した。通学困難になるとは思わない」と根拠も示さず開き直りました。




 




2004年3月12日付「しんぶん赤旗」より
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日本共産党大阪府議会議員団