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２００３年度第一回大阪府国土利用計画審議会が１９日に開かれ、府の森林地域が新たに１７㌶削減される議案が提案されました。
議案にある寝屋川市の森林地域４㌶は、森林地域指定を外す前に東京の商事会社が住宅開発として９５年に府から開発許可を受け、宅地造成しました。現在、住宅は建設されていませんが、形状が森林でないことから、指定を除外するというもの。地元市議団は、当時議会で大規模開発で貴重な緑が削減されることを住民に十分知らされないまま開発を許可した府を批判しています。
高槻市の森林地域１㌶は、採石跡地を植栽ではなくレジャー施設とすることを府が許可しましたが、許可した会社が倒産するなど問題が起こっています。富田林市の１２㌶は、農地に変更するものです。
日本共産党の小林隆義府議は、府が「森林や農地でみどりをまもる」といいながら府域の森林が１９８８年から９８年の１０年間で、約８００㌶減少し、さらに、２０１０年までに千㌶削減する計画(大阪府国土利用計画三次）があることを指摘。府の開発優先の施策が、森林地域の指定を外し、森林地域を削減する元区であると府の姿勢を批判しました。富田林市地域の変更については、農地として緑を守るもので同意しました。
審議会では府が、今後３年間で、新たに１９２㌶削減する計画も示しています。
２００４年１月２１日付「しんぶん赤旗」より
