日本共産党のあべ誠行府議は、12日の府議会総務委員会で、公明党の野田昌洋府議が7日の同委員会で、日本共産党があたかも医療生協を組織ぐるみで選挙に使っているかのような印象を与える発言を行ったことに対し、「意図的なデマ・中傷のたぐいであり、極めて遺憾」と批判しました。
野田議員は、国会で自民党議員が持ち出した川崎市の川崎協同病院での不在者投票について、「選挙人の自由な意思による投票を阻害するような事件が生じたことは極めて遺憾」と不正があったかのように発言。また、東大阪医療生協病院が不在者投票を公正におこなっていないかのように発言しました。
あべ議員は、川崎協同病院の問題では、国会での政府答弁で「おおむね適切に事務処理がなされている」として懸念が否定されていること、東大阪医療生協病院についても、政府は具体的事例の違法性を指摘していないことを指摘。野田議員の質問に対し、「わが党や民主的医療機関に対しての意図的なデマ・中傷のたぐいといわざるを得ず、極めて遺憾。わが党は医療生協であれ、他の団体、組織であれ、日本共産党への推薦、支持を求めるということはいっさいしていないし、そうした事実もない」と厳しく批判しました。
2003年3月13日付