府議会委

府議会委で和田議員 

水道料金値下げせよ 

事業は黒字「府民に還元を」 

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 質問する和田正徳議員

 日本共産党の和田正徳府議は6日の府議会企業水道委員会で、府営水道事業が黒字となっていることから、水道料金を値下げするよう求めました。府はこれには応えませんでした。
 大阪府は1999年12月、累積赤字が31億円を超える府営水道の経営健全化計画を発表。
 2000年4月1日から水道料金を1dあたり、74円50銭から88円10銭へと13円60銭、18%値上げし、04年度には累積赤字を解消するとしました。日本共産党は府民負担を増やす値上げに反対。府議会の議論をうけ、実施は同年10月1日からとなりました。
 99年度から01年度の3年間の決算は、料金収入は計画よりも11億9000万円減少していますが、利益は逆に76億5800万増加。この日の府の答弁では04年度末には130億円の黒字となる見込みであることがわかりました。
 和田議員は、「黒字の130億円で04年度までの2年間、4円余の値下げができる。府民に還元すべきだ」と主張しました。
 また、府営水道の維持管理費について99年から過去5年間は150億円弱で推移しているのに計画では99年以降の5年間、180億円台であることを指摘。実際の維持管理費は2000年度〜02年度の3年間で75億円以上も計画より下回っていることから、「支出を始末するだけで累積赤字が解消し、健全化計画を達成できる。府民の暮らしが大変ななか、黒字は府民に還元すべきだ」と主張しました。
 府は、黒字は「低金利などの経営環境に恵まれた事業費の減少によるもの」などとのべ、「今の経営環境が続くかどうかわからない」として現行料金に固執しました。

   



2003年3月8日付
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日本共産党大阪府議会議員団