府議会   

卒業式の民族衣装を中傷 

自民議員が発言訂正 

共産党は前文削除求める  

 民党の八木博府議が2月定例府議会の一般質問(2月28日)で、以前に出席した高校の卒業式で、朝鮮やベトナム、中国の民族衣装を着て出席している生徒がいたことを「キャバレーに来たよう」と発言した問題で、釜中与四一議長(自民党)は3日、議事録を一部削除・訂正するとしました。「発言は不適切だった」として、八木議員が訂正を申し入れたもの。
 八木議員は、当日出席した府立高津高校の卒業式の印象を「すばらしい卒業式だった」「あそこは制服がないので、全員私服、女性は振りそで姿が非常に多い華やかな式だった」と述べたのに続き、以前出席した高校の卒業式は、「チョゴリ、チマ、アオザイ、それからチャイナドレスで、どっかキャバレーに来たんと違うかなと、そのような卒業式もございました」と発言しました。
 議事録では、「で、どっかキャバレーに来たんと違うかなと」を削除し、「などで、出席する」に訂正するとしています。
 この日開かれた議会運営委員会理事会で日本共産党の宮原たけし議員は、問題の発言部分が「高津高校での振りそで姿は華やかですばらしかった」のに比べて、チョゴリなどが華やかでもすばらしくもないという表現になっているとして、以前出席した高校の卒業式に触れる部分のすべてを削除するよう求めました。



2003年3月4日付
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日本共産党大阪府議会議員団