関空の発着回数減る一方
府議会委で堀田府議
2期事業は中止せよ
大阪府議会決算特別委員会(一般・特別会計)で18日、堀田文一議員が関西空港の需用予測、地盤沈下問題などで質問しました。
堀田議員は、関空の航空機発着回数は2000年度の12万4000回をピークに減りはじめ、昨年は10万8000回に、今年度の上半期は4万9000回で、昨年同期比の88%と減り続けている状況を明らかにしました。また、国土交通省自身は2002年6月に、2007年は13万6000回程度で、16万回は無理と認めていますが、府は「国土交通省は、2012年には16万7000回に到達する」と答弁しました。
堀田議員は、国の第7次空港整備5ヵ年計画(当時運輸省の国際線旅客数将来予測は、1994年から2000年で毎年6%増(実質5・2%増)、今回見直した国土交通省の予測は2000年から2007年毎年3・6%増(七空整3・2%)、2007年から2012年毎年5・1%増と、実勢よりも高い数値であることを指摘し、それを前提にした関空の予測達成も見込みのないことから二期事業の中止を求めました。
堀田議員は、関空の一期島の地盤沈下予測は何回か変更され、2001年に12・0から12・5bと沈下が進行しており、最新データ―にもとづいて、見直すべきであると指摘しました。
2003年11月19日付