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少数意見の尊重要請 民主的な府議会へ 共産党提案


「提案」を説明する内海府議(右)と石川府議(中央)

 日本共産党大阪府議団の石川多枝団長、内海公仁府議は28日、「府民に開かれた民主的な大阪府議会運営についての提案」を三田勝久議長、西惠司副議長に提出し、懇談しました。
 提案では冒頭、「府議会の役割は、多様な府民の意見を府政に反映させ、府政をチェックし、府民生活と大阪経済の底上げを図る施策を立案、実現させていくこと」と指摘。「この役割を果たすためには、すべての議員の発言機会の保障や少数意見の尊重を始めとした、より公平・公正な議会運営が不可欠」としています。
 「府民の負託に応えるためには清潔で開かれた府議会への改革が求められている」とし、▽議会改革の検討は、複数の議員が所属するすべての会派で行う▽議会運営委員会と政務調査委員会への少数会派のオブザーバー参加を認める▽本会議での議案採決時の討論を全会派に認める▽決算委員会への少数会派の参加を認める-など7項目を提案しています。
 三田議長は「議運で相談したい」と述べました。



「しんぶん赤旗」2019年5月29日付より



共産党府議団の「府民に開かれた民主的な大阪府議会運営についての提案」は以下の通りです。

2019年5月23日

大阪府議会議長   三田 勝久 様
大阪府議会副議長  西  惠司 様

日本共産党大阪府議会議員団
石 川  た え
内 海  公 仁

府民に開かれた民主的な大阪府議会運営についての提案

 大阪府議会の役割は、多様な府民の意見を府政に反映させ、府政をチェックし、府民生活と大阪経済の底上げを図る施策を立案、実現させていくことです。この役割を果たすためには、すべての議員の発言機会の保障や少数意見の尊重を始めとした、より公平・公正な議会運営が不可欠です。
 また、相次ぐ政治家の不祥事や住民から遠い議会の現状が、府民の政治不信を助長しています。府民の負託に応えるためには、清潔で開かれた府議会への改革が求められています。
 よってわが党は、下記事項の速やかな実施を提案します。


1 議会改革の検討は、複数の議員が所属するすべての会派により行う。

2 議会運営委員会と政務調査委員会への少数会派のオブザーバー参加を認める。

3 本会議での議案採決時の討論を全会派に認める。

4 決算委員会への少数会派の参加を認める。

5 府議会としての議員の海外派遣を中止する。政務活動費の使途基準から、海外視察の経費を除外する。

6 府職員の職務から、議員・会派に対する質問作成補助を除外する。府議会事務局に配置されている、いわゆる「書き手」職員を全廃する。

7 府議会に提出された請願について、請願者および紹介議員に趣旨説明を求めるとともに、質疑の時間を別途確保する。



   


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