2018年6月21日
大阪府知事 松井 一郎 様
大阪北部地震への対応についての緊急申し入れ(第1次)
日本共産党大阪府議会議員団
6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震で、判明しているだけでも5名の生命が奪われ、府北部を中心に多数の府民が被災し、生命と生活の危機に脅かされています。
すでに講じられている府としての対策に加え、府として財政支出を行うこととあわせ、緊急に下記の対策を国や当該市と協力して行うよう求めます。
記
1 被害の全容把握
人的被害、住宅・公共施設・淀川および同水系の河川などの被害の全容把握を緊急に行う。
2 2次災害の防止
(1)被災建築物や府立学校・小中学校などの、ブロック塀や外壁などの応急安全確保を緊急に行う。安全な通学路を確保する。
(2)被災建築物の応急危険度判定をただちに行う。そのための専門家を派遣する。
3 被災者の安全確保
(1)独居世帯の安否確認を緊急に行う。
(2)ブルーシートの配布と独居・女性世帯などへの設置支援を、必要な自治体すべてで行う。
(3)すべての避難所において、畳、寝具、食料や飲料水、日用品など物資確保を徹底する。医師・看護師・カウンセラーを派遣する。透析患者など難病患者・障害者などへのケアを徹底する。必要とする人すべてに弾性ストッキングを配布する。
(4)老人ホームなど福祉施設の被害状況を把握し、必要な支援を行う。
4 被災者の生活支援
(1)ガス供給停止地域の復旧を急ぐとともに、カセットコンロ・ボンベの配布を、配布場所・数ともに大幅に拡大しきめ細かく行う。
(2)自衛隊等に要請し、ガス供給停止地域の入浴サービスを大幅に増やす。
(3)被災住宅の補修への支援を強める。一部損壊住宅世帯への災害見舞金支給、補修補助制度創設を国に求める。
(4)被災者の国保料や住民税減免を検討する。
5 専門職員の派遣
当該市の状況に応じ、医療・福祉・土木など専門職員の派遣を強化する。
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