府大・市大統合案可決　大阪府議会　共産党は反対

　大阪府議会本会議が８日開かれ、万博誘致費（１億５０００万円）やカジノ誘致、安威川ダム建設費の増額などを盛り込んだ補正予算案（総額２億円）を大阪維新の会、自民、公明などの賛成多数で可決しました。
　来年度に募集停止される大正高校、名称が変わる北淀高校、泉尾高校の３校を府立学校条例から削除する議案、大阪府立大学と大阪市立大学の法人統合議案を大阪維新の会、自民、公明などの賛成多数で可決しました。
　日本共産党は補正予算案、これらの議案ともに反対しました。
　府民の切実な願いが込められている請願では、府の福祉医療費助成制度の患者負担の引き上げや６５歳以上を制度の対象外としないように求める請願、国民健康保険の運営の都道府県化で市町村からの補助削減による保険料の大幅値上げや市町村独自の減免制度の廃止をしないよう求める請願など出された請願に日本共産党はすべて採択を求めましたが、大阪維新の会、自民、公明などの反対で採択されませんでした。