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暴言擁護の大阪・松井知事 人権感覚欠如に高まる批判

 沖縄県の米軍北部訓練場で強行されているオスプレイパッド(着陸帯)の建設工事に反対する住民に「ぼけ、土人が」などと差別的発言を行った大阪府警の機動隊員を、大阪府の松井一郎知事(日本維新の会代表)が「出張ご苦労様」とかばっていることに批判が高まっています。松井氏は批判されている意味がまったくわかっていないようです。
 松井氏は20日、21両日の登庁時の囲み取材でも、暴言が出たのは「行きすぎた抗議活動」のせいで「売り言葉に買い言葉」だとし、「警察官の労をねぎらうのは当然」と反省の色もありません。いまだに沖縄県民に大阪府のトップとして謝罪もしていません。
 この姿勢は、菅義偉官房長官や坂口正芳警察庁長官が差別的発言を「極めて遺憾」などと述べる中、際立って異常・異質です。日本維新の会沖縄総支部でさえ松井氏に抗議しています。
 もともと政府・防衛省がオスプレイパッドの建設工事を機動隊を導入してまで強行したことが、「混乱」をもたらした元凶です。松井氏の発言は、無法の限りを尽くす政府・防衛省の側に立つ点でも許されません。
 「維新」の人権感覚の欠如は、これに始まったことではありません。橋下徹元代表は「慰安婦は必要だった」と述べ、女性暴行事件を繰り返す在沖米軍海兵隊員に風俗業活用をよびかけ。私学助成予算の大幅削減計画の撤回を求めた高校生に「日本は自己責任が原則。それがいやなら、日本から出ていくしかない」などと発言し批判を浴びてきました。
 「極悪知事に仕立て上げたいようですが、全く挫けませんしファイトが湧いてきた」。松井氏は21日のツイッターでも、批判に耳を傾けるどころか、挑戦する姿勢です。
 新潟県の米山隆一新知事はこう語っています。「私なら、自県の職員が、他県で他県の方に敬意のない対応をした時に、謝罪し、以後改めるよう強く指導することはあっても『出張ご苦労様』ということはありません」(19日、ツイッター)
 松井氏が知事の資格を問われるのは当然です。



「しんぶん赤旗」2016年10月25日付より



   


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