|
|||||
中3統一テスト導入決定 大阪府教委 16年度から実施 大阪府教委は27日、教育委員会会議を開き、府内の公立中学3年生全員を対象にした府独自の統一テスト(「中3チャレンジテスト」)を2016年度から実施することを決めました。採決では6人の委員のなかで1人が反対しました。 17年春以降の府立高校入試で全国学力・学習状況調査(学力テスト)結果を内申点に利用することを取りやめる代わりに導入するものです。6月下旬に国語、社会、数学、理科、英語の5教科で実施します。 府教委はこれまでの相対評価の内申を来年春の入試から絶対評価に変更するのに伴い、学校ごとに評価基準がばらつくのを防ぎ、評価の公平性を担保するとして学テの学校別結果を内申点に利用する方針を決定していました。しかし、文部科学省が、学テの内申への利用は実施の趣旨から逸脱すると指摘し、来年度の実施要領に入試利用の禁止を盛り込むとしているのをうけ、学テの利用は来年春の入試にとどめるとしていました。 府は、昨年度から公立中学校1、2年生全員対象の統一テストを実施し(毎年1月)、今回の中3生の統一テスト実施で子どもたちは中2の1月の統一テスト、中3の4月の学テと半年の間に3度もテストを受けることになります。 統一テストについては教育関係者から「すべての中学生を順位づけ、学校を序列化することにつながる」「子どもを中学入学直後から厳しい受験競争に駆り立て、教育をゆがめる」などの批判の声があがっています。 16年度定員割れで西淀川高募集停止 会議ではまた、3年連続定員割れを理由に再編成日の対象とされていた府立西淀川高校について、来年度の募集枠を240人と決定。同校の教育活動について各委員が高く評価したものの、18年度までに7校程度を廃止するという計画ありきで、志願者が定員に満たなければ17年度から募集を停止することを正式に決めました。 会議を傍聴した西淀川高校保護者の郡山麻里さんは「失望しました。学校を評価しながらなぜ定員だけで決めるのか、おかしいです」と話していました。 |
|||||
「しんぶん赤旗」2015年11月25日付より |
|||||
ツイート |
|||||
トップページ | 議員 | おもな活動 | 政策・見解 | 定例議会 | 府政資料 | リンク | |||||
(C)日本共産党大阪府議会議員団 | |||||
大阪市中央区大手前2丁目大阪府庁 TEL06(6941)0569 FAX06(6941)9179 メールjcp@gikai.pref.osaka.jp |