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「維新」・松井知事カジノ調査費、府市連携局設置できず/5月府議会閉会 自民提案「大阪戦略会議」条例は可決 共産党は反対

 5月定例府議会は11日閉会しました。
 補正予算案のうち、カジノ誘致のための調査を行う費用を大阪市と折半で支出する費用(3798万円)を削除、府市連携局設置議案も取り下げました。

 また、自民党が提案した、「大阪府戦略調整会議」設置条例案は、日本共産党を除く賛成多数で可決しました。


くち原幹事長がコメント 維新政治に一定の歯止め、府民施策発展に全力

 くち原亮幹事長が5月府議会閉会にあたってのコメントを発表しました。全文を紹介します。

大阪府5月定例会の閉会にあたって(コメント)
(大阪府議選改選及び大阪市住民投票後、初めての府議会の閉会にあたって)

2015年6月11日
日本共産党大阪府議会議員団幹事長 くち原亮

一.本日、5月28日から開会されていた5月定例会が閉会した。今議会は、大阪府議選(4月12日)及び特別区設置を問う大阪市住民投票(5月17日)後、初めての大阪府議会であった。

一.今議会では、大阪市と連携して進めるカジノ(IR)誘致の為の調査費(3,798万円)や「うめきた2期開発」のための関連予算(77億7千万円超の債務負担行為)などが盛り込まれた補正予算が提案されたが、閉会日、知事から、カジノ(IR)誘致の為の調査費を削除する修正提案が行われた。これは、「維新」以外の会派が、調査費に反対し、大阪市会で減額修正されたことへの対応であった。
 こうしたカジノ関連調査費の削除修正は、カジノ誘致を阻止する上で、貴重な成果である。
 また、「大都市局」や「特別区設置協議会」の廃止条例は全会一致で可決され、「大都市局」に代わる「大阪府市連携局」の設置に関連する条例案は、撤回・修正された。

一.今議会では、自民党から「大阪戦略調整会議の設置に関する条例案」が提案され、一部修正の上、「維新」「自民」「公明」「民主」の賛成によって可決された。
 わが党府議団は、この条例案が、@「関西州実現への一助となることを目指すものとする」と明記されているなど、地方自治と住民施策の後退や大型開発推進に繋がる、A「会議の議事は、出席委員のうち…(中略)…過半数で決することを基本に会議において決める」とされ、「協議結果の取扱い」として、「合意又は決定された事項については府議会に必要な議案を提出し、その議決を求めるよう努めなければならない」とするなど、成長戦略、産業振興、交通政策、環境政策、都市魅力、まちづくり(開発拠点)などを、「調整」の名のもとに「決定」し、各自治体と住民に押し付ける恐れのあるものであり、地方自治の原則(予算編成権含め)をないがしろにし、議会に対して重大な影響を及ぼすものである、などの立場から反対した。

一.改選後の議長選出では、通常であれば、最大会派から議長を選出すべきところではあるが、一昨年来の「維新」議長によって行なわれた不公正な議会運営(本来、本会議で決定すべき事項などを「維新」が唯一多数となる議会運営委員会での採決強行等)などから、党府議団として、当面、「維新」は、議長職を辞するべきであるとの立場から、自民党の議長候補に票を投じた。
 結果は、公明党が、「維新」に「配慮」し、白票を投じたため、「維新」議長が選出される結果となった。
 今後、党府議団として、少数会派に対する代表質問や本会議討論の機会の保障など、公正な議会運営が図られるよう求めていくものである。

一.松井知事と橋下市長は、今年の1月、「覚書」を交わすなど、地下鉄・なにわ筋線の建設や阪神高速道路淀川左岸線の延伸、カジノのための鉄道建設など、総額1兆5千億円にものぼるムダな開発を推進していこうとしているが、住民投票によって大阪市の存続が決まり、カジノ関連調査費の増額をやめさせるなど、維新政治に一定の歯止めがかかった。

一.今、必要なのは、ムダな開発を推進することではない。
 必要なのは、くらしと雇用を守り、中小商工業者の経営や子育てを応援し、教育を充実させることである。公共事業についても、くらしや地域に密着した、福祉・防災型の公共事業の推進こそが求められている。
 わが党府議団は、今後とも、これら府民施策の推進・実現へ全力で奮闘する決意である。

以上





   


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