日の丸条例断念 決議に変更可決 大阪府議会
自民党大阪府議団が府議会に提出を予定していた学校を含めた府の施設で「日の丸」の矯揚を義務付ける条例は9月定例府議会最終日の15日、各会派から「条例になじまない」などの意見がだされるなどしたため提出を断念、官公庁や学校での国旗掲揚を求める決議案に変更し、日本共産党と社民党を除く賛成多数で可決しました。
同日の本会議で日本共産党の小松久府議が、政府も「日の丸」掲揚の義務付けは「考えていない」としていることを挙げ、「子どもたちの人間的な成長と発達を促し励ますべき学校に国旗の掲揚の義務付けは行うべきでない」と反対を表明。強制になじまず、一致できない決議案を議会終盤になって提出してきたことを批判しました。
2009年12月17日付「しんぶん赤旗」より