“大阪はいやらしい街。ばくち打ち・風俗全部引き受ける”
橋下知事がまた問題発言
女性を貶める 時代に逆行 発言撤回を

 橋下知事が10月26日、大阪市内で企業経営者ら750人に行った講演で、関西の活性化には都市ごとの役割分担が必要とした上で、大阪について「こんな猥雑な街、いやらしい街はない。ここにカジノを持って来て、どんどんぱくち打ちを集めたらいい。風俗街やホテル街、全部引き受ける」と発言したとされる問題で、抗議と撤回を求める声が相次いています。

 大阪母親大会連絡会は11月19日、常任委員会名で知事に要請書を送付。発言が「府知事としての資格にかかわる」「大阪をどういう街にするかは、府民が決めることで、知事の判断だけで決めるものではない」とし、撤回を求めています。

 日本婦人の会大阪府本部は11月29日に開いた第25回府本部大会で、知事の暴言に抗議し、撤回を求める特別決議を採択。決議では、知事の発言自体が、「商業ベースで女性の地位を販(おとし)めることをよしと知事が奨励するものであり、女性差別撤廃条約30年、男女平等を進める世界の流れと逆行したもの」とし、発言の撤回を求めています。


2009年12月6日付「大阪民主新報」より