大阪府工事 知事親族 受注に関係
後援会パーティー券買う
宮原府議が追及
日本共産党の宮原たけし大阪府議は、4日の府議会決算委員会で、橋下徹知事の政治資金集めなどについて質問しました。
宮原議員は、知事の政治団体「橋下徹後援会」が昨年開いた政治資金パーティー「橋下徹知事と府政改革を考える会」の約1800万円の収入のうち、パーティー券100万円分を知事の親族が購入しているが、その親族は府の公共事業を受注している建設業者の関係者だと指摘。同建設業者は、30数社が参加した今年9月の入札で、ほとんどの社が最低制限価格で入札したなか、技術評価点でトップとなり、同点の別の礼とくし引きで落札した例を挙げ、「受注業者に関係している親族から収入を得ているのは望ましくない」と述べ、受注状況の調査と返還の意思を問いました。
橋下知事は、「パーティー券を購入したのはおじで、当選祝いとして個人の立場でのもの。建設業のコンサルタントの仕事をしていることは知っていたが業者の名称も知らない」と述べ、「政治資金は必要だが、企業・団体からは寄付を受け取らないようにしている」と答えました。府の工事の受注については、「知らなかったが誤解を招くので調査する」と述べました。
2009年12月6日付「しんぶん赤旗」より