なにわ筋線は断念を 大阪府議会 蒲生議員が迫る
日本共産党の蒲生健大阪府議は7日、府議会で一般質間に立ち、橋下徹知事の見解を問いました。雇用問題では、貧困と格差の要因となっている労働者派遣法の抜本改正の一刻も早い実現を国に求めるべきだと迫りました。橋下知事は「国の動向を踏まえて対応する」と答えました。
日本民主青年同盟大阪府委員会が府に求めていた青年の雇用実態調査について、橋下知事は「緊急雇用創出基金事業として青年を含む非正規労働者の実態調査に着手した」と述べました。
総事業費4000億円といわれ、JR新大阪駅と関西空港を乗り換えなしで直結させる地下鉄「なにわ筋」線建設問題で蒲生議員は、「JR特急『はるか』の関空までの時藺47分が40分に短縮されるだけ。どれだけの需要があるのか疑問だ」と指摘。新線により南海特急「ラピート」が通過することになる大阪市西成区の南海汐見橋線沿線は人や車の連行の危険が高まり、振動、騒音などの問題も発生するとして計画の断念を求めました。橋下知事は、「現在国で効果や採算性、ルートなどについて調査が行われている」と述べました。
2009年10月10日付「しんぶん赤旗」より