靖国参拝などで民団と
共産党府委
"不破議長講演届け懇談"
志位氏質問紹介に
「日本の良心の声」
民団の金団長(左から2人目)と懇談する宮原府議団長(右端)ら=3日、大阪市 |
日本共産党大阪府委員会は3日、不破哲三議長の時局報告会での講演を大阪市北区の在日本大韓民国民団大阪府地方本部に届け、靖国神社参拝問題や歴史認識などについて意見交換しました。
日本共産党からは宮原たけし府議団長をはじめ、阿部誠行、黒田まさ子、堀田文一の各府議、勝田保広国会議員団大阪事務所長、大石喜美恵女性児童部長らが参加。同民団の金昌植(キム・チャンシック)団長、方明宣(バン・ミョンソン)副団長らが応対しました。 民団は靖国神社問題で同神社の沿革、A級戦犯合祀(ごうし)、軍属韓国人も一緒にまつられていることの3点が問題だとの見解を示しました。
宮原団長は靖国神社が侵略戦争を正当化する立場に立っており、「歴代首相が参拝を繰り返すのは、侵略戦争への反省がないといわれても仕方ない」と答えました。志位委員長が前日の衆院予算委員会で小泉首相に靖国参拝についてただしたことを紹介。民団からは、「共産党は論理的にきっちりされている。国会でもっとただしてほしい」「アジアから信頼されない日本になっている。日本の良心の声としてがんばってほしい」などの声が出されました。
方副団長は、お互いの意見交流が有意義だとした上で「地域社会から未来を開くため、交流を深めていきたい」と話しました。
宮原団長は「党として正しい歴史認識を広げる先頭に立ちたい。最近の日本の政治の状況について、お互いの認識を確認しあえてよかったと思います」と語りました。