牛肉偽装の浅田容疑者が接待
知事の責任追及
府議会
日本共産党の小谷議員
”場所借りただけ”と強弁
追及する小谷議員=24日、府議会
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大阪府議会本会議で24日、日本共産党の小谷みすず府議は一般質問に立ち、牛肉偽装事件で逮捕された「ハンナン」グループの元会長、浅田満容疑者(65)が代表取締役を務める企業の施設で、太田房江知事らが酒食の接待を受けた問題をとりあげ、「政治的・道義的責任を問う」とただしました。
問題の酒宴は、経営が行き詰まった松原食肉市場と羽曳野食肉市場の統廃合・再編問題を府と関係団体との間で調整が行われていたさなかの2000年7月8日に、浅田容疑者が代表取締役の企業「聊娯亭(りょうごてい)」の施設(羽曳野市内)で太田知事をはじめ府の幹部5人、自民党府議6人が接待を受けたもの。
小谷議員は、「この酒食のもてなしは場所、費用も業者が提供したもの。府が巨額の補助金を支出した業者の代表で、しかも現在は逮捕された人物から接待を受けたこと自体が大問題」とのべ政治的・道義的責任を厳しく問いました。
これにたいして太田知事は「府議会議員と食事をとりながら意見交換したもので、先方にはただ場所をお借りしただけ。食肉市場の再編整備とは何ら関係ないが、懇談の場所を含め懇談方法について誤解を生む結果となり、別の方法がなかっただろうかという反省の思いはある」などと答えるにとどまりました。
小谷議員は、府が松原食肉市場再編問題で再編の前に、たびたび浅田容疑者に会って調整を行っていた事実を指摘するとともに、かさねて府と利害関係にある人物で、牛肉偽装事件の中心的な容疑者として逮捕されている人物から接待を受けたことの責任を厳しく追及しました。