なんとしても返り咲く
大阪市 がもう健さん (71) 前
格差を拡げる小泉「改革」に輪をかけた住民いじめの府・市政の下、区内の生活保護受給世帯は全国平均1.1%に対し、16.25%と府平均(2.5%)や大阪市平均(4%)と比べても異常な突出ぶり。
この西成区で67年の初立候補以来、10回目の府議選出馬。4年ぶり3期目の議席獲得を目指します。
「憲法25条に基づき住民の生存権を守り、郷土の歴史を生かした調和のとれた住みよい街づくりへ、なんとしても党の議席を取り戻したい」と決意を固め、79年の初当選以来欠かしたことのない7駅頭宣伝など、選挙区内を駆け巡る毎日です。
『鬼の佐野安、地獄の名村、情け知らずの藤永田』と過酷な労働実態で知られた木津川筋の造船所。高校卒業後、名村や藤永田各造船所の臨時工・社外工として働く一方、労災事故が後を絶たない中で、労働条件改善や安全対策を求めて奮闘。組合旗揚げ直前に解雇されますが、下積み労働者の中で、最も献身的に活動する党員に信頼を寄せ、入党したのもこの時期。「造船労働者の中で社会や政治の仕組み、団結する労働者の力と仲間の素晴らしさなど、多くのことを学んだ」と振り返ります。
ナニワ企業団地設立支援やホームレス問題解決、同和利権追及、千本松渡船の存続運動、40年に及ぶ生活相談活動など、地域に根差した粘り強い活動の原動力は、誰
よりも郷土の発展を願う強い思いがあってこそ。
定数2議席を公明、民主の現職と、自民新人を含めた4人と争う見通し。「命と暮らしを守れの願いを届けるため、党の議席の値打ちを大いに語り、なんとしても返り咲きを果たしたい」
2006年8月27日付
「大阪民主新報」より